神の宿る土地2004/01/01

大晦日の日にも書いたように、パートナーさんが臨月なので今年の正月は遠出をしないことにした。代わりにといってはなんだが、近くの神社へ初詣に行って来た。ここはこの地域を守っていらっしゃる神々をお祭りしている神社だ。小さくてもそこそこの参拝者が来ているが、ご神殿を前にして何を感じているのだろうか?ただお願い事をして帰るだけなのかな?

神道は本来、他の有名な宗教と違って特定の教義を持っていない。ご神体は山や瀧、磐座(いわくら:神様が降臨する岩)など自然の事物であることがほとんどである。これは、今よりも自然と密接な生活をしていた古代人が、自然の事物に神々の現れを直感したシャーマニスティックな意識に由来している。

今ではこういう意識がすっかり薄れてしまったけど、結構重要な意識じゃないかなと思う。人間は自然の恩恵を受けて生きていけるのであって、それを否定しては生きていけない。しかし人間は自然を破壊し続けている。そのうち環境破壊で人間自身が生きていけなくなってしまうんじゃないかな?

私は山へよく行くけれども、環境破壊がすごい。深い山にまでダムがあるし、生態系のことを考えずに植林するから動植物が住めない人工の自然になってしまっている山が多い。そんな山には神々が宿らないだろうね。

自然林の中でテントを張って一夜を過ごすだけで、人の手がほとんど入っていない自然が、いかに神々に満ちているかよく分かる。古代の人は身近にそういう自然があったのだから、自然に神々を見ることができたのではないかな?

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