鍼灸師のデジタル・デバイド(1)2004/01/26

日曜に新年会をしたと言ったが、席上でインターネットを使ったコミュニケーションの話が出た。会では希望者にインターネットで講習会のお知らせをしたり、事務連絡をしたりしている。

会員のAさんが、
 「講習会以外にもっと集まる場を持って、会の進め方なんかを話し合おう云々」
の提案をした。この人はパソコンを全く使えない50過ぎの男性である。インターネットを使っている会員から、
 「それ以前にインターネットを使って情報交換をしたらどうか。」
という話が出た。それに対してAさんは次のような反論をする。
 「話というのは言葉だけではなくて他の要素も加わって成り立つ物である。インターネットをは補助的なものにしかならない。」
私などのように20年近くネット生活をしていると、こういう話を聞くととても無力感に襲われる。

確かにAさんの言うように、インターネットを使って会の運営を相談するよりも、実際に会って話をする方がスムーズに進むことが多い。しかし実際にそういうことが必要な部分というのは、話し合いの中でごく限られた部分でしかない。会をいつ開くか、どういうことを話し合うべきか、あるいは議事録を参加できなかった人に配信するなどは、インターネット(メーリング・リスト)を使う方が手間が少なくて便利だ。少人数なら会議そのものも、インターネットで行うには実用的なレベルにまでなっている。

現在のインターネットは、Aさんの言うように補助的役割しか担えないというレベルではない。実際にあって会議をするのと相互補完できるレベルにある。

私がここで書いたことは、企業に勤める人や、学問を職業としている人には、知ってて当然のことである。しかし鍼灸業界ではAさんのような考え方しか持てない人は珍しくない。それほど鍼灸業界は遅れている。

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