間違った霊的修行法12004/03/14

私が高校生の頃、伝統的な宗教の神秘主義的な行が少しずつ公開されはじめて「精神世界の本」の本というのがブームになった。最初の頃は、東洋物だと密教系の仏教・ヨーガ・修験道、西欧だとキリスト教の神秘主義者、薔薇十字団やフリーメーソンなどの伝統的な修行体系を紹介している本が多かったが、しだいに個人的な神秘経験をまとめた本や、独自に修行法をまとめた本が増えてきた。今では本屋の「精神世界の本」のコーナーへ行けば後者の本であふれている。そういった本を読んでいて感じるのは、大多数の人が霊的修行の基本的なことを間違っているということだ。

霊的修行というのは、人間は通常自己制御できていない思考・感情・意思といった精神活動や無意識的行為を、<意識的に>変容させる訓練を通して高次の意識状態を得ることである。それを行うために、ある段階では瞑想やチャクラ開発の訓練を行う。

ところが大多数の人は、霊的修行とは瞑想やチャクラの開発・霊能力養成の訓練をすることによって高次の宗教経験、仏教風にいうと悟りの世界を体得できるととらえている。しかしそれは本末転倒である。ここのところが大多数の人は分かっていないので一種の「魔境の境地」に陥っている。ここのところを踏まえてないので、霊的体験とは何か、その意味とは何かということを間違っているのである

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