腰痛の原因解明は困難2004/03/23

腰痛が出たので病院に行きレントゲンやMRIを撮ってもらったら腰椎の変形やヘルニアがあると言われたので、医師の指導する治療を始める・・・ということに疑問を持つ患者さんはほとんどいないだろう。しかし医師本人やコメディカル、治療家の間では真に受ける人は少ないんじゃないかな?

加齢とともに腰椎の変形やヘルニアなどはかなりの確率で出現するが、それが痛みそのものとどう関係しているのか不明なことが多く、通常の医療現場では「痛みとその原因を特定することはほぼ不可能というのは常識」といえば、一般の患者さんはビックリするだろうか?

腰痛の原因として多い腰椎の変形・軟骨の変性・ヘルニアなどは加齢とともにかなりの確率で出現するが、痛みを伴わない人も多い。また、ひどい腰痛が治っても、腰椎の変形やヘルニアはそのままということも日常的に見られる。ヘルニアの手術を受けても腰痛が取れないというのも少なからずある。

まあ、こういうのは我々医療関係者ではあたりまえのことなんだが,今まで患者さんにはこういうことをあまり伝えていなかったであろう。

YOMIURI ONLINEの『医療ルネッサンス』というのを時々読むのだが、3/16~3/23日の「腰痛治療はいま」という連載で、そのあたりのことについてとりあげられていて、なかなか愉快だった。

特に3/17付の「困難 痛みの原因解明」という記事。こういう記事が書かれると、漫然と牽引や温熱治療で来院するするように勧める開業医や接骨院の柔整師は困るんじゃないか?まともな患者なら「そんな治療はムダ」というのを知ってしまうのだから。

牽引や温熱治療は人手も経費もほとんど使わずに保険点数上げる治療(?)。治療にプライドを持っている医者や治療家はそんことしない、というのを患者さんも知っておくべきですね。

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