陰陽五行を説明するのは難しい2004/06/27

私が属している流派の講習会があった。基礎講座編では講師は兄弟子で、私がサブでついている。

基礎講座では鍼灸学校の学生、もしくは卒業してまもない鍼灸師を対象としている。先月から新規で始めたのだが、こういう講習会は1回目2回目の授業の良し悪しで、学生が継続してくれるかどうかが決まるからかなり緻密に構成と戦略を練らねば行けない。

ところがそれが結構難しい。というのは1回目か2回目で、中国哲学では避けられない陰陽五行論についてのべなければいけないからだ。この陰陽五行論は古代人の感覚体験を理論化したものなので、論理学をベースに組み立てられている西洋哲学のように理路整然としていない。かといって、同じように感覚体験を論理化しているインド哲学ほどには、洗練されていない。

ポイントは形而上的な概念をイメージしやすい内容でどのように説明するかということ、その内容がどのように中国医学の人間観・生理学・診察法と関係づけて説明するかということにある。現代中医学では診察法がかなり粗雑なので、それがあまり成功していない。私や兄弟子はその溝を埋めて説明しなければならない。

まあ学生がどこまで理解してくれたかまだ分からないが、私の説明は結構分かりやすかったのではないかと思う。

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