乳児の動作は精妙なもんだ2004/07/20

子供が七ヶ月目に突入した。うつぶせになってヒコーキぶんぶんして遊んでいる。歯も生え始めた。この半年あまり、子供のしぐさを観察していて、発達に応じた精妙な動作にずいぶん感心している。

産まれてすぐはほとんど寝ているが、起きているときは手足をばたばたさせるようになる。体幹の動作はその次であるのがミソだ。体幹より手足が先に自由に動かせないと、身体の制御が難しい。

体幹がやや動かせるようになる頃に首がすわる。首がすわらないと寝返りが難しい。また、もし首がすわらないうちに寝返りが出来てしまうと窒息してしまう可能性が高い。

次に寝返りをしようとする。このときに手足や首を持ち上げ身体を捻ろうとする。これで腹筋や腹斜筋が鍛えられる。腹筋は体幹を起こして支える筋肉で、腹斜筋は体幹をひねる筋肉だ。それが十分出来るようになると寝返りできるようになる。

寝返りができるようになると、うつぶせになって首と手足もちあげてあそぶようになる。いわゆる”ヒコーキぶんぶん”の姿勢になる。これは脊柱起立筋の訓練だ。脊柱起立筋というのは重力に反して体幹を支える背中の大きな筋肉である。”ヒコーキぶんぶん”の姿勢は”おすわり”をするための訓練だ。

”ヒコーキぶんぶん”の姿勢と同時にうつぶせ状態で両手をつっぱる姿勢をとるようになる。これは”はいはい”の準備だ。私の息子は現在この段階である。ただ単にうつぶせ状態で両手をつっぱるだけでなく、方向転換がかなりできるようになった。

息子は”おすわり”もすこしできるようになった。そのうち”はいはい”ができるようになるだろう。”おすわり”で頭と体幹を支えることを覚え、これに”はいはい”が合わされると、つかまり立ちの準備が出来る。

このように観察していると、産まれてから自由に歩くことができるようになるまでの時期において、新しくできるようになった動作は、次の動作ができるようになる準備なんだな、というのがよく分かる。人間の発達はなかなかうまいことできているもんだ。

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