御利益その12006/07/20

7/16~7/17に一泊して伊勢本街道の榛原から伊勢奥津まで歩いた。歩行距離は両日で45キロほどか。山友ともだちがお伊勢参りを数回に分けて歩く企画をしたので、それに便乗したのである。一日の歩行距離が20キロちょっとだし、本格的な山道もなく、峠越えも知れている。登山を趣味としている人間ならたいしたことがない行程だ。しかしひさしぶりに歩いたからか、膝を痛めてしまった。

痛みをす少なくするために、歩き方をいろいろ工夫していると、治療上の気づきがいくつかあった。これはお伊勢様の御利益か?

痛めたのは右膝の外側側副靱帯である。ここを痛めた原因は二つある。私はもともと扁平足で下肢の内側に力が入りにくい筋肉の付き方をしているので膝へかかる上からの力が外へ逃げがちになる。そうすると膝の外側に負担がかかる。これが原因のひとつ。もう一つは筋力低下で、下肢の筋力が弱いと膝が不安定になる。そうすると靱帯へ負担がかかる。両者がかさなって、右膝の外側の靱帯を痛めたということであろう。

今までは、歩くときに足先は外側へ向き、力も外側へいきがちだった。そのようにして歩いて膝を痛めたので、足先をまっすぐ気味に、着地は踵の外側、蹴るときは親指側、両膝はちょっとひきしめるような歩き方をしてみると少し楽に歩けた。

まあこんなことは前から分かっていて、気づいたらそのように歩いてみることもあった。しかし、何時間もそんなふうに歩いたことはなかったので、体が新たな歩行方法を覚えず、もとの悪い歩き方にもどっていたのである。ところが山などの辺鄙なところを歩いていると、なんとかして最後まで歩かざるを得えない。なんとか無理して歩いていると、すっと体に入る瞬間があった。拳法でもダンスでもいいが、身体操作でできない動きができるあの感覚である。神秘学的表現を用いるなら、表象が意志と結びついてエーテル体を変性させ、肉体を変化させることである。このような感覚は今までにも何回も体験したことがあるが、何度体験してもおもしろいものである。

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