海の幸2009/09/24

今日の読書

9月の連休は、義兄夫婦に釣りに連れて行ってもらった。福井県にある越前海岸某所での堤防釣りで、夜は堤防で一泊した。久しぶりのテント泊だ。義兄は釣りが趣味で、休みにはよく行っているようだ。釣りのポリシーは「食えない魚は釣らない」だという。

小アジ・カワハギ・ボラ・イシダイがたくさん釣れた。私たち家族ははじめてということで、小アジのサビキ釣りから始めた。入れ食い状態で、一時間もすると、息子と二人で数十匹は釣れた。5才の息子は簡単に釣れるので、楽しかったようだ。

夕食のメイン料理は釣った小アジの唐揚げだった。海風にあたりながら揚げたてを食べるとこの上なく旨い。小アジは内臓を取り出して衣をつけて揚げるだけだ。味はひと口、ふた口で食べられるサイズなので、よく揚げてやると、骨まで食べられる。味は非常に淡泊で臭みが全然ない。いつもは市場やスーパーで買って食べる魚が、釣った直後に食べるとこんなにも味が違うことに、あらためて驚かされる。思い返せば、釣った直後の魚を食べるなんて、子供の時以来だ。夏休みには家族旅行でよく海へ連れて行ってもらった。いつだったか、夕方に少しだけ釣りをし、釣れた魚を民宿で調理してもらった記憶がある。それ以来だ。母親の実家が農家なので、収穫直後の農産物や、熟しきって落ちそうな果物を食べたことは何度もあったが、魚でそういう経験はほとんどない。

母親の実家が里山にある農家だったので本来は山派だが、海もいいものだ。

夜は家族四人でテントで寝た。5才の息子と3才の娘は初めてのテント泊なので、おとなしく寝てくれるか心配だったが、疲れたのかすぐに寝てくれた。ヨメはなかなか寝付かれなかったようだが・・・

休日は、このような自然の恵みの中で過ごすのが私は好きだ。体の中にある自然への感性を取り戻すときだ。自然の中にまします神々と自分とが一体になるような幸福な時間である。

ひとりで山に行くときは『万葉集』を持って行くことが多い。折口信夫の詩集なんかもお気に入りだが。『万葉集』には自然の中にある霊性と人間の交感を感じさせる歌が多い。自然の中で『万葉集』を読んでいると、私が生まれ持っている日本人的霊性に気づかされることが多い。日本人の神道的感性を取り戻す時間といってもいいかもしれない。

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