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鍼灸専業なのに手技療法を併用するのはなぜ?

これは当院の治療方法についてのご質問でしょうか?鍼灸専業といって、本当に鍼灸だけしかしてない治療院もあたくさんあります。いろんな治療法があっていいかと思いますが、整形外科的疾患の治療には、どうしても手技療法の診察・治療法の知識が必要です。これを否定するのでしたら、治療方法がせばめられますので、治療範囲もせばめられます。

なにか整形外科的疾患の症状が出ているとしましょう。中国医学ではどういう原因かによってアプローチの仕方が違います。たとえば腰痛にも原因がいろいろあります。例を挙げてみましょう。

食病由来:食病とは、西洋医学的に病名はつけられない、不摂生で消化吸収・排泄・呼吸等の機能がうまく働かない状態のことをいいます。たとえば夜遅くに消化の悪いものを食べたら、腰痛が起こったりします。便秘も起こったりします。

疾病由来:疾病(しつびょう)とは傷寒病といって、たカゼのことなんです。カゼにもいろいろありますけど、基本は体調をくずして冷えが入るところから始まります。その冷えから腰痛が起こることがあります。

傷病由来:傷病とは西洋医学的に病名がつくような疾患のことをいいます。たとえば、膵炎や・腎臓結石なんかで腰痛が起こることがあります。

骨傷由来:これは本来の整形医学的疾患です。腰椎や椎間板の変形、ヘルニア、骨折、捻挫などによる腰痛がありますね。

食病由来や疾病由来の腰痛なら鍼灸だけでも治療できます。しかし骨傷由来の腰痛は骨傷の診察・診断・治療を知らないとできません。整形外科医でしたらレントゲンやMRI・CTなどの検査装置を使いますが、鍼灸師・按摩マッサージ指圧師はそれができません。そこで手でいろいろな検査をして鑑別します。そのために整形外科的な診察法、各種手技療法の知識が必要になってきます。

中国でも骨折や捻挫の診察・診断・治療法が昔からありました。骨傷科という分類科目があります。骨折を接ぐ、脱臼を入れる、骨折・脱臼・捻挫由来の炎症を抑える、関節の不整列や機能異常を治す等々の治療があります。手技療法や漢方薬・鍼灸を適宜使って治療していくわけです。この骨傷の治療には、ただたんに鍼灸だけで治療するというわけにはいきません。

食病・疾病なんかは鍼灸だけでたいがいよくなります。しかし骨傷由来の疾患だと鍼灸だけではちょっと難しいでしでです。

そういう裏事情があるんですけど、当院では患者さんの病気に対して幅広く対応したいので鍼灸と、手技療法を組み合わせてるわけです。

03:36 午後 |

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コメント

始めまして。23歳女性です。

整形外科で頚椎症と腰痛症と診断され、2ヶ月にわたって治療を続けてきました。
手技療法に注射に薬物療法に、あらゆる手を尽くしてもらい、随分と痛みは取れてきましたが、まだ仕事復帰にはいたりません。

整形外科ではそろそろ回復の限界を感じており、東洋医学に頼ろうと考えているのですが、心配なことがあります。

痛み始めた頃は、首の炎症がきつかったので鍼はやめたほうがいい、と言われました。
炎症は軽くなってきたもののまだ残っているので、鍼をして悪化しないか心配です。

投稿 piano | 2007/09/23 22:44:25

pianoさんこんにち。

>痛み始めた頃は、首の炎症がきつかったので鍼はやめたほうがいい、と言われました。

こういう認識は全くの間違いで、多くは不勉強か、自分の患者さんを他人に取られたくないための口実です。手技療法するくらいなら、鍼灸治療の方がよほど安全で速効性があり、効果が高いです。

きちんとした鍼灸治療をすれば、手術適応の頚椎症や腰痛治療でないかぎり、整形外科で行う治療より、速効性があり、自費でもコストパフォーマンスが高いことがほとんどです。

ただ、pianoさんの症状はお仕事ができないくらいに悪いようなので、どれくらい治療回数が必要かはわかりませんが・・・・

投稿 かしま鍼灸治療院 | 2007/09/23 23:25:10

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