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カゼの治療

カゼも鍼灸治療がよく効く病気のひとつです。カゼのひきはじめから、高熱期、熱は下がったけれども喉の痛みや咳・くしゃみ・鼻づまり等々の症状がすっきりしない時期まで、幅広範囲が治療対象になります。
中国の古典で『傷寒論』という書物があります。これは湯液家(漢方処方家)の基本書のひとつです。「傷寒」、つまり冷えにからだが冒されたときの治療を基本目的として書かれています。ずいぶんとたくさんの種類があげられており、治療法が書かれています。少しですが鍼灸を用いた治療法も書かれています。

中国鍼灸では基本的に『傷寒論』の考え方にしたがってカゼの治療を行います。診察法・病因・病機・病態分析の考え方は『傷寒論』にもとづき、治療を漢方薬の代わりに鍼灸でおこなうわけです。

ただしインフルエンザで発熱が38度台後半以上であるとか、肺炎の疑いがある場合は医療機関で治療を受けて頂きます。これは通常の医療機関での治療を受ける方がコストパフォーマンスがよいからです。もっとも、昔の鍼灸家はこういったものも治しておりました。

実際の治療ですが、カゼは変化が激しいので、一回の治療は短く、治療間隔も短かく、原因に直接アプローチが基本です。緩解期にはからだに元気をつけて抵抗力を高める治療をするのをポイントとします。

カゼの治療を目的に初診で来る方はほとんどいらっしゃいませんが、カゼをひいているときはカゼの治療を優先し、主目的の治療は後日行います。カゼの治療をせずに主目的の治療を行うと、カゼが悪化することが多いからです。

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03:41 午後 |

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