艾(モグサ)の等級

 

もぐさの等級

右の写真を見てください。
左のモグサは点灸用・真ん中のものは灸頭鍼用・
右のものは温灸用です。
左のモグサが一番上等のものなのですが、
なぜモグサに等級があるのでしょうか?

モグサはヨモギやオオヨモギを精製して作られますが、
精製度によって等級が分けられます。

乾燥したヨモギには葉・茎・枝・綿毛が混在していますが、
これをモグサにするために精製して綿毛以外のものを取り除いていきます。
精製度が高くなるにつれてヨモギの葉の裏にある綿毛の割合が多くなり、
それに応じて等級が上っていきます。
直接皮膚にすえるモグサは精製度の高いもの(上等のもの)を使い、
間接灸には精製度の低いもの(下等のもの)を使います。

たとえば織田隆三先生の『もぐさのはなし』によると、
直接灸用の最高級品は生のヨモギに対して0.5~0.6%、下級品でも1.2~1.7%、
間接灸用の上級品で2.5%、下級品で3.8%程度しかモグサができません(P15)。
つまり最下級品でも1Kgあたり38g、最上級品では5~6gしか、
モグサを得ることはできないというわけです。

上等のものはヨモギから得られる量が少なく、そのぶん高価になります。
精製度の低いものは安くなります。
とは言っても、どちらにしろ、生のヨモギから作られるモグサの量はかなり少ないです。

モグサの燃焼温度と使用目的

モグサの燃焼温度ですが、不純物の多い方が燃焼温度が高くなり、
綿毛の割合が多くなるほど燃焼温度が低くなります。

つまり上位の等級のモグサの燃焼温度は低く、下位の等級のものは燃焼温度が高くなります。

直接灸には等級の低いモグサを使いません。なぜかといいますと、
等級が低いモグサには葉・枝・茎などの破片が入っていて、
小さな円錐形にひねることができないからです。

間接灸は直接モグサをすえないので、燃焼温度が高い方が熱が伝わりやすいです。
そのために精製度の低いモグサを使います。

また、間接灸にはモグサをたくさん使いますので、最高級品を使うのはもったいないです。


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